基礎科前期レポート
2011年3月19日
去年の7月に子宮体がんの診断をうけ、先生のお教室に申し込みました。息子のアレルギー食作りに玄米食を2年前から始め、「ハッピー」を参考にさせていただいて、時間ができたらお教室に申し込もう、と思っていましたが、自分の病気でお世話になるとは、全く思ってもいませんでした。
がんの診断を受ける3ヶ月位前から、もともと好きだったコーヒーは1日5〜6杯、甘いものは一度に大きなバームクーヘンをひとつ食べてしまうようになり、また食べてもおいしくなくなっていました。※1
1ヶ月以内に手術をするよう強く勧められましたが、これまでの自分の生き方にも病気の元があると感じ、息子の病気を含め、私の生き方から見直していかないとまた再発するのではないだろうか、という思いが強く、主治医に無理を言って当初年内一杯の約束で代替療法をすることにしました。また、色々調べるうちに、抗がん剤、放射線、手術の副作用も多いことがわかり、精神的にもまいっていた時で、今抗がん剤などの治療をうけたら副作用の方がダメージが大きそう、と感じました。
もちろん、全ての西洋医学を否定するわけではありませんし、抗がん剤のみで完治された方もたくさんいらっしゃることも事実です。
「講座が始まるまではハッピーの食事をしてください」と先生に指示していただき、講座が始まるまでの2ヶ月半、朝は梅醤番茶で一日2食、けんちん汁、あずきかぼちゃ、青菜のごま和えなどを食べる薬、と思ってひとつひとつ材料を分量通り量って作り、1口100回以上かんで食べました。
梅醤番茶は正直あまり好きではなかったのですが、1ヶ月経つ頃にはなくてはならないものになりました。
時間はかかりましたが、そうして作った食事は本当においしく、また100回かむことで体に力がわいてくるようになり、続けてみよう、と決めました。
またこの頃から体の声が聞こえるようになり、週に1日〜3日の断食をとりいれるようになると、体も軽くなり、朝の目覚めがよくなりました。
実際お教室に通い始め、菜箸についた最後のひじきの芽まで残さずとる、りんごは、立て塩に使った水を使い、それもほんの少しで逆にたくさんの甘みがでることなど、全て合理的でいて、材料のおいしさがだされていくことに驚きました。
そうしてひとつひとつの動作に気持ちを入れていくことで、少しづつ体が整っていくのが、家に帰って作ってみると実感できました。
そして11月半ば、MRIの検査を再度受けると、腫瘍の大きさが半分になっていました。
夫も私の病気の改善をみて、ぶつぶついいながら食べていた玄米・分づき米を食べるようになり、年明けの健康診断で本人も腎臓にあった、小さな石がきえているのを知って、
「分づき米なら続けられそう」というようになりました。
また、アレルギー体質だった息子も、砂糖・果物をやめると※1、秋頃でてくるアレルギー反応が全くでなくなり、肉・魚をやめて、逆にお通じがよくなり、1日3〜4回の便が一週間くらい続きました。
ここで気をぬかないように、と思ったのですが、やはり気が緩み、誘惑はあるものです。息子のために、と夫が買ってきたライ麦の天然酵母パンがおいしく、気がついたら半分たべてしまい、その後は1週間ほど玄米クリームで過ごしました。また、とにかく雑穀玄米ごはんがおいしくて、つい100回以上かむのを忘れ、おおきなおにぎりを作って一度に3つ食べてしまうこともあり、先生にご紹介いただいたミネラル剤をとると、異常な食欲は収まりました。
また、この頃から次の解毒も始まり、家族全員、夜中もにおいで目がさめる位のくさいおならと便が半月ほど続きました。
また、こんにゃく、生姜の湿布もできる限りして、そのせいもあってか、便の次には色の濃い尿が3日間朝のみですが続きました。
次から次へと変化していく体の様子がおもしろく、いままであまり目にとめなかった野草の効力にも感動し、また、いくつか試した食事療法の中で、体にあったのは、母の実家が農家で、野菜中心の食生活で、梅干しや沢庵を毎年作り、よもぎ餅や、手作りの味噌を10才ころまで食べていたこともあり、そうして体を作ってくれた親のありがたさも改めて実感しました。
すっかり自然療法で治すと決めていましたが、お医者様の対応は当然よくなく、「早死にしたいんですか?」と何度も言われましたが、とにかく治ると信じていましたので、個人院のクリニックに転院し、
2月に再度検査を受けると
腫瘍は消えていました。
三日坊主の私が続けられたのは、家族の存在はもちろんでしたが、手術を受けないと伝えると、義父が息子の将来を心配するあまり寝込んでしまい、は必ず治そう、と決めました。また、病気をきっかけに有機野菜の生産グループと交流ができ、新年度から貸し畑を借りて野菜づくりを始めることにしました。
腫瘍はなくなり、少し張り詰めていた気が緩んでいますが、長年積み重ねてきた無理がまだまだ残っており、これからも気をぬかずに続けていきたいと思います。
恭子から一言
教室を受講し始める前から、すでに、私の本通りに、食事をしてくださり、排毒が起きている状態で、来てくれました。
あまり、厳しく厳密にやると、精神的にストレスにならないかと、心配になるほど、一所懸命なさいました。
何回も、断食もしていました。
10月から通い始めて、ずっと、お顔の色が、黄色というか特有の茶色のお顔でした。
それが、今年の2月にきれいなお顔の色になったのです。
「きれいな肌になりましたね〜
やっと、排毒が終わりましたね〜」
と言ったら、先週、癌検診の結果、腫瘍が消えた、と病院で、言われた、とのお返事!
教室生皆で、「おめでとう!」
お顔も顔色がよくなっただけでなく、柔らかい、この方がもともと持っている、優しさが出てきました。
嬉しく拝見していました。
ただ、病気になった全員(私も含めて)に言える事は、目先の病気は治っても、体質は持っています。
それを、根本から、眞の健康、仕合せを得るために、学び続けなくてはいけないのです。
私にできることは一所懸命いたしますので一緒に歩めれば、と願っています。
※1
長い間、受講生方を見ていますと、肉魚(動物性蛋白質)より、甘い物の害のほうがストレートで害も大きい、ということが分かってきました。なかなか、良くならない人は、過去に砂糖漬けになっていました。逆に、砂糖が入ったもの(洋菓子、菓子パン、アイスクリーム、チョコレート)をやめれば、3週間で、花粉症、アトピーなどの症状が消えていきます。
現代では、減塩、が徹底されていますが、その勢いで、減砂糖が徹底されれば、随分の病気が、消えていくと思います。
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